税込価格 44,280円

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フランス南西部・オールネー

光は東と南から

この辺りはイベリア半島のイスラム先進文明が北上する主要ルートのひとつで、同時に東方から招来した石工たちの活躍の場でもありました。南のコルドバと東のピザンツに結ばれてピレネーの両側に点在するギルド工房は、古代ローマの古層の上に両方の美術様式を混ぜ合わせながら、新しいスタイルを産み出していたのです。そこから生まれたもののひとつが孤高秀麗の寺オールネーで、私たちのふくろうは表玄関にあたる南正門に見られます。

ふくろうは"東方の異界"の住人

南正門の四層アーチの中二層が聖人や予言者たちの世界で、一番内側は南からの影響と思われる唐草文様で引き締めていますが、外縁のアーチは強烈な東方の匂いを発散する"驚異の世界"です。一つ目小僧や人頭獣、楽器を弾くロバ等々、奇想天外の怪物たちのにぎやかな行進・・・ 当時広く信じられていた超自然の"世界の最果て"の様子で、ふくろうはその仲間として刻まれているのです。 超自然の"驚異の世界"には金銀財宝が溢れ、竜などの幻獣が棲んで、それらがかき立てる異形のイマジネーションが西欧に雪崩れ込みます。そこに地獄も加わって怪物たちは方々の寺で大暴れ、ロマネスク世界を最大限膨らまして、現代のわたしたちに強くアピールする原動力になります。オールネーはその代表的な例のひとつです。

詳しくは"オールネーのふくろう"のカタログでご覧ください。

 

ヘレンドのふくろう制作工程をご紹介

ポター(陶工)とペインターがひとつひとつ丁寧に作品を作り上げてゆきます。 ● ふくろうの羽毛を表現して立体的に作られた胴体部分と、足の部分をポター(陶工)が作り、統合し、形を整えます。
● 絵付けの初めは顔の部分から、そして頭部の鱗を描いて全体に絵付けを施します。
● 台座の絵付けの次は複雑な羽の部分です。本年のモデルはメンフクロウをイメージして、独特の色彩豊かな鱗の絵柄をひとつひとつ丁寧に描いていきます。